「Ⅴ―1.住宅プロジェクト(その1)」

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お預かりさせていただきました「ユニアースプロジェクトⅡ」を、少しずつご紹介いたします。

「ユニアースプロジェクトⅡ」(全文):http://moto-kokoro.cocolog-nifty.com/blog/files/up2f.pdf



Ⅴ.ユニアースシティ構築のプロジェクト概要


Ⅴ―1.住宅プロジェクト(その1)


 住宅は京都府の「NPO法人次世代の家と社会をつくる会」宇津崎光代氏が提唱されているように、「子供を人として育てる重要な住育の場(地球の子宮)」です。そこでユニアースシティの住宅仕様は以下のようなものが理想ではないかと考えられます。(物質面の充実)
① 住宅は地域にあったユニバーサルデザインが理想的で活断層を避けて建設し、耐震性や耐候性を備えることが理想です。
② 住宅はトラブル箇所が発見しやすく、配管や配線等のメンテナンス性に優れ、さほど専門的な知識がなくても大方は自分で修理できる構造であること。維持管理の責任を各自が持ち、人任せの生き方ではなく、自己責任と自主的主体性を養い、自活できる術を身に付け、生きることの本質を知ることができる住宅が理想であると思います。
③ OM工法、SC工法、GEOパワーシステム、またはこれらに替わる設備を採用し、可能な限り冷暖房器具などに頼らない屋内生活空間を創造する意味からも(夏場の熱対策、隣地住宅の高層化の抑止が鍵)、太陽光や風や雨水で室温調整を行なうことが理想であると思います。
④ 建材は各地方で採れる地場の木材を使用し、呼吸する住宅という観点から木造住宅が理想であると考えられます。また家のサイズは家族構成で決定することが望まれます。
⑤ 職人の技の伝承や地場の文化の伝承と現代文明のコラボレーションが理想であり、具体的には伝統技法と太陽光発電風力発電、小水力発電と蓄電池を組み合わせたエネルギーの自給、太陽熱温水器で給湯をまかなうことなどが理想的ではないかと考えます。(劣化しない大容量蓄電池の開発、インフラから切り離したオール電化、電磁波の問題解決、マイクロガスタービンによるコージェネレーション、永久エネルギー的なものがあれば今こそ世に出す時では)
⑥ 水は河川や井戸水などを利用し緩速濾過(生物処理、信州大学 中本信忠教授)にて飲料水として確保し、雨水を備蓄し夏場の打ち水や植物への水やり、屋根への放水や洗車または家屋の冷却水などとしても活用し、ローテクで安全な水の確保と涼しい住宅環境を備えることが理想ではないかと考えられます。(地下水汚染対策が鍵)


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